

AI画像生成の進化すごいですね。
ちょっと前までは、Pythonの知識がある程度必要だったり、パソコンにちょっとしたシステムを作らないといけなかったりとかしてけっこうハードルが高かったような記憶なのですが、最近は本当にいろんなツールが出てきて、どんどん使いやすく便利に進化しています。
なのでそれと同時進行で「もうクリエーターは要らないんじゃないの?」説もどんどん聞くようになりました(汗)
確かにMidjourneyなんかを使っているとかなり高品質の写真やイラストをほんの数秒で出してくれるので、今後はクリエティブ系の職業が成り立たなくなるという議論が出てくることも頷けます。
最近デッサンの方法などを絵を描きたい人向けにシェアしたりしているのですが、AI画像生成を使い始めたことで、もしかしてこれからはアートやデザインを学んだり教えたりすること自体意味がないのかな??という疑問が頭をぐるぐるしてしまうこともありました。
しかし、しばらくAI画像生成ツールを使ってみるにつれ、世間で言われているような「誰でも!簡単に!アートが作れる!」みたいな意見には少し疑問を持つようになりました。
なぜなら、AIがアートを作るとしても、AIを使うのは私たち人間なので、人間の創造性と審美眼は不可欠だからです。(いまのところは!)
アートが好きな気持ちと基礎的なアート教養は、AIを使う時代においても(いまのところは!)役に立つのではないかと感じています。
とくに画像生成AIにおいては(いまのところは!)以下の3つが重要なポイントになるのではないかと考えました。
目次
詳細を書いていきます。
AIに画像を作ってもらう時に出す命令文のことをプロンプトといいます。
プロンプト(命令文)のセンスというと文章力とか言葉の力が必要で、アート的な美的センスとは関係がないように感じますが、実際にやってみるとそんなことないです。
どのような言葉やコンセプトで伝えるとAIが命令を理解しやすいかを考えるには、まずは表現したい世界観を頭の中でイメージとして膨らませる必要があります。
そのような感覚はやはりアートを見たり作ったりするのが好きな人やアートを勉強している人のほうが得意なのではないかなと思っています。
AI画像生成では一発めで思い通りの画像が出てくることはあまりありません。
希望の画像に近づくまで何回かプロンプトを調整して試してというのを繰り返すことのほうが多いです。また多くの生成ツールではひとつのプロンプトに対して複数の候補画像を結果として出してきます。なので画像の数は、
一回の生成で出てきた画像(4つくらい)× プロンプトを試す回数
という感じでどんどん増えていきます。そして、その中から優れた画像を選んでいかなければなりません。
構図や色はどれがいいのか、モノや人物などの形が崩れていないかなどの基本的な要素の確認のほか、パッと見てどの画像がより目を引く魅力的な画像なのかを見極める力が重要になってきます。
このようなことは普段からアートが見ることに慣れている人のほうがきっと上手にできそうです。
AI画像生成では頭でイメージした画像とまったく同じものを出すのはほぼ不可能です。
しかし、何回かプトンプトを試すうちに、イメージしていたものにかなり近づいてきたり、予想外にいい方向に解釈してくれたり、といったことが起こるところがAI画像生成の面白いところです。
そんなとき、それらの画像をそのまま最終結果としてもいいのですが、Photoshopやその他の画像編集アプリなどでちょっとした修正を加えてあげることで、イメージにさらに近づけたり、より魅力的な画像に見せたりするということもできます。
AIが作った画像に対して「ここをちょっとこうしてああしたらもっと良くなる!」と気づく想像力と、修正スキルはとても役に立ちそうです。
これについてもやはり、アートが好きな人やアートを作りたいという気持ちが強い人こそができることだと思います。
この記事では「クリエイターはもう要らない説」についての私の考えを書きました。
AIが自動で素晴らしいアートを作ってくれるとしても、操っているのは人間なので、やはりアートが好きだったり学んでいたりする人のほうがAI画像生成はうまくいくのではないかなと思ったという内容でした!
。。。とはいえ、
テクノロジーの進化はびっくりするくらい早いスピードで進んでいて、この先がどうなるかなんて結局は私たちには分からないってところに戻ってしまいますよね、、
数日後や数ヶ月後や数年後には、またとんでもない技術が新しく生まれてくるかもしれない、、
なので結局できることといえばいろんなAIに対してオープンマインドな気持ちでいて、とりあえず試してみたり、使ってみたりすることくらいで、あとは世の流れにまかせるしかないんだろなって思いました。
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